そもそも「美味しい」とは悩ましいところで、主観とするなら「好みの問題」となってしまいます。
料理などなら盛り付けで「美味しそう」→「美味しい」と誘導されそうですが、コーヒーの場合は黒い液体なので、見た目で「美味しそう」に見せるのは難しいです。
カフェならオシャレとかBGMがいいことで、「美味しそう」に見せれるかもしれません。家でコーヒー豆から挽くなら、豆のきれいさや挽いたときの香りで「美味しそう」となるかもしれません。
とはいえ、コーヒー単体で「美味しそう」と見せるのは、なかなか難しいですね。


−基本的にコーヒーは素材の味そのまま−
美味しくない料理なら、「味付け・調理を間違えた」「食材が良くなかった」など色々と原因が考えられます。
しかし、コーヒーは普通に作ってそのまま飲むなら素材の質に大きく依存します。
つまり「美味しいコーヒー」とは、以下の要素を備えているものとなります。
●高品質な豆
香り高く、美味しいコーヒの条件としてまず重要なのが「豆の品質」。
豆の育成や品質管理がしっかりされた環境で生産された豆でないと、香りが弱かったりえぐ味が出たりします。
高品質なコーヒー豆を購入する1つの指標としてわかりやすいのが「スペシャルティコーヒー」。
「スペシャルティコーヒー」はコーヒー豆の評価団体が、
・生産国で栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正にされているか
・欠点豆(欠けたり変色したりしている豆)の混入が少ない生豆か
・生産から精製、流通まで一貫したトレーサビリティーが明確か
これらについて高評価をしている高品質なコーヒー豆です。

●焙煎したての豆
焙煎してから2ヶ月以上経ってくると、香りが弱く、冷めた後に酸っぱさやえぐ味を感じてきます。

●挽きたての豆
粉に挽いてから2週間が経つと、香りが弱く、冷めた後に酸っぱさやえぐ味を感じてきます。
●味が好みな豆
上記3点が基本としてあって、あとは豆本来が持っている味の傾向が自分の好みかどうか?
が関わってきます。
味の要素としては甘みやコク、酸味、苦味、旨味のバランスが重要です。
これについては、コチラもご参照ください。
あなたにあったコーヒーとは?
